伊丹市民各位
良識ある皆様


2015年早春に伊丹市の緑ヶ丘公園に箱ワナが設置されました。
多分、ヌートリアを捕獲する目的だと思われます。
今回、問題とするのは、このワナが極めて違法性が高いと言う事です。
ワナと言うものは、有害獣捕獲にせよ、猟師さんの猟にせよ、それぞれ法令に基づいて設置されるべきものです。
都会地の公園のワナですから、猟ではなくて、有害獣捕獲が目的であった事は容易に想像できます。
伊丹市では、有害獣捕獲ワナに関してちゃんと決まりがあります。

《下をクリックで伊丹市HPの当該箇所が開きます》
伊丹市ヌートリア防除実施計画

簡略の為に当該箇所を掲示致します。

上記の様に、標識を装着しなければいけません。
ご丁寧に、文字の大きさまで指定してる徹底ぶりです。
しかし、今回のワナの設置では、標識を装着して居ませんでした。

証拠の写真を御覧下さい。
何度も現地に赴き、その都度確認しましたが標識はありませんでした。

2011年12月に尼崎市でアライグマ騒動が発生した時、伊丹市も騒ぎに便乗してワナを設置しました、事の善悪理非は別として、その時は、ちゃんとパウチされた標識が装着されていました。

写真は2011年12月の緑ヶ丘公園のワナ
写りは悪いですが、アライグマとかヌートリアとか記載されているのが判ります。

この度のワナが誰に依って設置された物か不明ですが、常識的に考えて伊丹市当局であると思われます。
もし、伊丹市当局でなければ、この様な違法だと思われるワナを放置した伊丹市当局の責任は更に重大です。
市の公園ですから、担当職員は見回るはずです。

この違法と思われるワナの為に多くのヌートリアが捕獲された模様です。

違法行為に因る自然環境の変更は原状回復が大原則です。
伊丹市当局は早急にこの違法性を認めて、原状回復する必要があると思われます。
捕獲したヌートリアを釈放するのが順当です。


報告者
日本ヌートリア交流協会
2015年2月21日





補足説明映像資料